パナマ運河庁(ACP)はこのほど、2017年度(2016年10月〜2017年9月)の通航実績を発表、PC/UMS(パナマ運河トン)ベースで前年比22.2%増の4億380万トンとなり、運河開設から103年で過去最高を記録した。運河通航隻数は前年比3.3%増の1万3548隻となった。
現在、アジア〜米国東岸航路を含む29の定期サービスがパナマ運河を通航しており、そのうち15航路でネオ・パナマックス船が就航している。
パナマ運河を通航したコンテナ貨物は1億4300万トン(PC/UMSベース)で、同運河通航貨物量の35.3%を占める。そのうち8910万トン(同)が拡張された新閘門を通航した。
パナマ運河通航の主要航路別の割合は、アジア〜米東岸航路が34%、南米西岸〜米東岸航路が13%、南米西岸〜欧州航路および中米西岸〜米東岸航路がともに7%となっている。
パナマ運河拡張に伴い、米東岸港湾は、ネオパナマックス船の寄港に対応するため、積極的な投資やターミナル拡張を進めているところ。
ACPでは、パナマ運河周辺に車両/機械/重機輸送に対応する1200haのRoRoターミナル建設を計画している。
パナマ運河の新閘門は昨16年6月から利用が開始され、ことし8月には運河拡張後、最大のコンテナ船となる1万4000TEU型(CMA運航)が通航、9月には大型船の通航が2000回に到達するなど、順調な通航状況となっている。