川崎汽船(KL)は、豪州のイクシスLNGプロジェクト向け新造LNG船の命名式(写真)が10月24日に三菱重工の長崎造船所で行われたと、このほど発表した。同船は「大海原を渡るそよかぜ」という意味がこめられたOceanic Breezeと命名された。
イクシスLNGプロジェクトは、国際石油開発帝石(INPEX)が日本企業初の大型LNGプロジェクトのオペレータとして豪州でLNG生産を進めていくもの。
KLはINPEXの子会社と共同出資会社を設立して同船を保有、INPEX子会社のINPEX Shipping Co., Ltd.との間の定期用船契約に基づき、投入する。
KLはイクシスLNGプロジェクト向けに、三菱重工および川崎重工とそれぞれ1隻ずつLNG船の造船契約を結んでおり、今回のOceanic Breezeの竣工に先駆けて、9月に川崎重工が建造したPacific BreezeがLNG輸送に従事している(既報)。
新造のOceanic Breezeは、三菱重工が開発した船体とタンクカバーが一体構造となった「さやえんどう」船型を採用しており、船体軽量化と風圧抵抗軽減を図ることで燃費性能向上を実現したという。同船は主に液化基地がある豪州DarwinからINPEXの直江津LNG基地(新潟県上越市)向けに年間約90万トンのLNGを輸送する。