日本郵船(NYK)/商船三井(MOL)/川崎汽船(KL)の邦船3社は10月31日、2018年3月期の第2四半期決算(17年4月1日〜9月30日)の連結決算を発表した。各社コンテナ船部門の業績は右表のとおり(▲はマイナス)。
NYKとKLの2社の2Q実績は経常ベースで黒字化し、MOLは赤字幅が大幅に改善。前年同期に比べ経常損益は、NYKが286億円改善、MOLが172億円改善、KLが300億円改善し、3社とも定航業績は上向いているが、各社の改善ペースには差もみえる。
コンテナ船事業の今第2四半期についてNYKは、「北米航路の荷動きは活発だったものの、アライアンス再編や一部船社による臨時船投入による船腹量の増加で、スポット運賃の回復はやや足踏み状態となった。欧州航路は旺盛な貨物需要により、市況が堅調に推移した」としている。
また、MOLは、「南米東岸航路ではアジア出し荷動きの回復により、運賃は春先から高値で推移していたが、夏期に各社が臨時便を運航した結果、夏以降のスポット運賃は下落傾向をたどった」という。
KLは、「荷況が堅調で、当社の積高は前年同期比で、北米航路2%増、欧州航路14%増、アジア航路13%増と好調だった。南米東岸サービス休止による南北航路の2%減を差し引いても総積高は6%増となり、運賃市況が底値から回復したこともあって、黒字に転換した」と解説している。
こうした状況を背景に3社とも18年3月期の通期見通しを、2017年7月末から上方修正している。経常利益で、NYKは135億円の黒字(前回予想は17億円)、MOLは▲145億円の赤字(同▲155億円)、KLは90億円の黒字(同13億円)と、見直している。
NYKとKLは下期を経常ベースで収支トントンと予測しているが、MOLは下期について両社に比べて厳しい見方を続けている。