日本通運は7月27日、現地法人・日通ロジスティクスタイランドが同国Amata City Chonburi工業団地内に建設中であった多機能ロジスティクスセンターの“アマタシティチョンブリロジスティクスセンター”(写真)が竣工し、7月17日に開所式を行ったと発表した。同ロジセンは、日通のタイ国内拠点として12拠点目となる。
開所式には、在タイ日本国大使館の関口昇経済公使やタイ政府の東部経済回廊(EEC)事務局のタッサニー副局長をはじめ、総勢約230名が出席した。
日通の齋藤充社長はスピーチで、「当センターの設立により、日通グループはタイにおいて、 高品質かつ競争力がある総合的な物流サービスをワンストップで提供できる体制が整うこととなり、より一層の発展につなげていく」と述べた。
新拠点が建設されたAmata City Chonburi工業団地(旧Amata Nakorn工業団地)には、現在700社以上の企業が進出しており、そのうち日系企業が7割を占め、主に自動車関連企業が集積している。
また、タイ政府が推進する国家戦略「タイランド4.0」により、さらなる経済成長が見込まれる東部沿岸地域の新たな経済特区・EEC(Eastern Economic Corridor、東部経済回廊)にあり、今後の発展が期待されている。