日本郵船(NYK)と郵船ロジスティクス(YLK)は7月27日、安吉汽車物流有限公司(以下、安吉物流)と共同出資する合弁会社が新社名「上海安吉日邮物流有限公司(英名:Shanghai NYK-ANJI Logistics Co., Ltd.)」として本格的にサービスを開始したと発表した。
上海安吉日邮物流有限公司の前身であるNYKANJI Car Transportation Co., Ltd.は、2004年に安吉物流51%、日本郵船49%の出資で設立された合弁会社。
同社は安吉物流の属する上海汽車グループを含む多くの自動車メーカーに対して、中国国内で完成車輸送サービスを提供してきたが、持続的な成長を実現するため、NYKグループで物流事業の中核を担うYLKが新たにNYK保有の株式20%を取得し、合弁に参画したもの。合弁会社の資本金は240万ドルで、出資比率は安吉物流51%、NYK29%、YLK20%となる。
NYKとYLKの協業により、グループのシナジー効果を追求し、完成車輸送/自動車部品物流を含めたサプライチェーン・ロジスティクスを展開していく。
今後は3社それぞれの技術やノウハウを融合し、海外部材調達から完成車輸送、アフターマーケット部品配送に至るまで、高品質な自動車関連物流の一貫したサービスを提供し、多様なニーズに応えていく。