Ocean Network Express(ONE)の2019年3月期第1四半期(18年4〜6月)決算は、売上高が20億6600万ドル(約2293億円)で、税引き後損益は1億2000万ドル(約133億円)の赤字となった。
4月の事業開始当初のサービス混乱で、貨物の取扱高が伸び悩んだことに加え、燃油価格の高騰で業績が予想を下回った。
ONEの第1四半期の消席率は北米・欧州ともに70%強にとどまった。しかし、7月は90%強に回復してきている。
このため、第2四半期(7〜9月)の税引き後損益は8200万ドル(約91億円)の黒字化を見込んでいる。また、通期見通しでも1億1000万ドル(122億円)の黒字予想を維持している。
シナジー効果については、年間10億5000万ドル(1166億円)を見込み、効果の現出は初年度は60%程度としていたが、実際には約80%と想定を上回っている。売上高と損益は次の通り。(単位100万ドル)
