TOPページ
Maersk;北極海航路でトライアル運航に成功、コンテナ船として世界初
 次の記事:(10/5) 築港が千葉・市原に危険物倉庫、京葉コンビナート地帯に拠点施設
 前の記事:(10/5) KWEが海上B/Lのフォーマットを子会社のAPLLブランドに統一

Maersk;北極海航路でトライアル運航に成功、コンテナ船として世界初

 Maersk Lineは9月28日、アイスクラス(耐氷性)船の3600TEU積みコンテナ船Venta Maerskが極東〜北極海航路のトライアル航行を終え、ロシアSt. Petersburg港に入港したと発表した。コンテナ船による北極海航行(写真)は世界初となる。

 Venta Maerskは、8月22日に極東ロシアVladivostokを出港、Vostochny/釜山を経由し、北極海ルートの東側の入口であるベーリング海峡を通過して、北極海経路で9月6日に独Bremerhaven港に到着した。今回のトライアルは、ロシアの北極海管制局や砕氷船運航会社と密接に連携して行われた。

 MaerskのPalle Laursen・CTO(最高技術責任者)は、「今回のトライアル航行により、新たな環境下における運航経験やシステムテスト、乗組員の能力について知見が得られた」とコメントしている。

 Maerskでは、今回のトライアルが操船経験や船舶システムのテストなどを目的とした一回限りの運航だと強調する。Laursen・CTOは「現時点で、北極海航路が既存の東西航路(スエズ経由)の代替手段になるとは考えていない。ただ、同航路は年に約3ヵ月間しか航行できないが、将来的には変わる可能性もある。今後はアイスクラス船の追加投資も必要になるだろう」と述べた。

 北極海航路は、各種調査から2030年には1年のうち半年、2050年には通年で運航できるようになるとの見通しもある。
Maerskではバルト海フィーダー投入を視野に中国・中遠船務工程集団の舟山造船所へ、アイスクラス船級型の3600TEU積みコンテナ船7隻を発注している。Venta Maerskはそのうちの4隻目。

Last Updated : 2018/10/05