自動車船/RoRo船の定期運航船社Wallenius Wilhelmsen Ocean AS(WW Ocean)はこのほど、横浜からベルギーZeebruggeへ、重量275トンの発電所で使われるローター1基を輸送し、同社が日本発貨物として2016年3月に搭載した、242トン(発電機2基)の最重量記録を更新した。
ローターはジャッキアップトレーラーに搭載され、MK VクラスのRoRo船Parsifal(4万1820総トン、6000台積み)に積み込まれた。スケジュール通りに安全に積み込まれたローターは、Zeebrugge港まで40日間かけて輸送され、その後、バージで欧州の最終目的地まで移動し、そこで30年間発電機用に使用される。
プロジェクトチームでは、「円柱形のローターは自然なラッシングポイントがないため、ブロックと桁の上に安全に固定する方法を決定するため、綿密な計算が必要だった」としている。
WW OceanのPer Wallmark・Breakbulkプロジェクトマネージャーは、「長年にわたって日本のコマーシャル・オペレーションチームは、横浜の港湾業者らとともに知識を蓄積してきた。プロジェクトチームによる広範な事前計画の後、すべては時計のように正確に進んだ。当日の私たちの合言葉は、“日本で誇りを持って積む”だった」と語った。
同社は、「欧米における発電所の発電設備が更新期を迎えることから、発電関連の貨物需要が増えると見込まれている。当社は今後も同分野の貨物輸送をサポートしていく」とコメントしている。