日本船主協会は11月28日、都内の海運クラブで“海賊対処活動に対する感謝の集い”を開催し、防衛庁/自衛隊/海上保安庁/関係官庁などの関係者多数を招待した。
主催者を代表して武藤光一会長(写真、商船三井会長)は、「感謝の集いもことしで9年目となった。ピーク時には200件以上あったソマリア沖・アデン湾における海賊の襲撃事例が、2015、16年はゼロとなり、最近もほとんど無い。邦船社の運航船の被害もない状況が続いている。日本の自衛艦や哨戒機による警護は、現地でも絶大な信頼を得ている。私も昨年、活動の拠点施設があるDjiboutiを訪問したが、派遣隊員の方々は日本とは比べものにならない酷暑の中で任務に励んでおり、感謝の念がさらに強くなった。隊員の方々が無事に帰任されることを願ってやまない」とあいさつした。
また、来賓を代表して原田憲治防衛副大臣は、「海賊対処行動は2150回を超し、艦船の出動は800回以上、延べ4000隻の船舶を護衛してきた。現在は海賊件数は非常に低くなっているが、ソマリアの貧困という根本原因は解決しておらず、対処活動は引き続き必要だ。日本経済の生命線である外航船の航行の安全を守ることに、今後も尽力する」と述べた。