日本郵船調査グループはこのほど、“世界のコンテナ輸送と就航状況”2018年度版を発表した。
同調査によると2018年8月末時点のコンテナ船・就航船腹量は2171万9000TEUで、前年と比較して6.5%増の131万8000TEU増加した。隻数は5232隻で113隻増えている。
就航船の船型別では、前年と比べて8000TEU以上が81隻増と大幅に増加した一方、3000〜8000未満の船型が隻数・TEUベースともに減少している。また、3000TEU未満の船型は2010年以降、減少傾向にあったが、ことしは40隻増加しており、フィーダー航路での利用など小型船の需要が高まってきていることを窺わせる。
航路別の配船状況は、東アジア〜欧州が6%増/平均船型1万3485TEU、東アジア〜北米が11%増/同8297TEUと、基幹航路の船型大型化が進んでいる。とくに北米航路はパナマ運河の拡張によって投入船のリプレースが進み、平均が8000TEUを超えた。また、東アジア〜中南米航路は31%増/同8426TEUと大幅に増加しており、欧州航路からのカスケーディングによる船腹拡充が図られたとみられる。
新造船の竣工見通しについては、2017年が158隻/126.5万TEU、18年は226隻/140.9万TEUと増えている。また、17年から新造船の発注が増えたことで、19年は139隻/87.3万TEU、20年は113隻/103.8万TEUと、昨年の見通しと比較して19年以降の竣工見通しが大幅に増加している。
竣工船の船型については前述のように3000TEU未満と8000TEU超に偏っており、3000〜8000TEU未満はマーケット需要が減少傾向にある。
とくに5000〜8000TEU未満については、17年が1隻、18年が2隻で、19年以降は竣工予定がなく、マーケットのトレンドに合わせて、竣工船の“二極化”が進んでいる状況のようだ。