MaerskとMediterranean Shipping Co.(MSC)で構成する2Mは、イスラエル船社ZIM Integrated Shipping Servicesとの戦略的提携を拡大する。
3社は昨18年9月に、アジア〜北米東岸航路で共同運航を開始したが、今年3月からアジア〜北米西岸および地中海航路へも提携を拡大するもの。
北米西岸航路では、2Mが運航するTP9/Maple(サービス呼称はMaersk/MSCの順)にZIMが自社運航船を投入し、2Mが3隻、ZIMが4隻の計7隻の3社による共同運航体制とする。これに伴い、ZIMが同航路でのスロット利用を、2Mの北米西岸航路TP8/Orient(同)での利用に変更する。
また、アジア〜地中海航路については、ZIMが2MのAE12/PhoenixおよびAE15/Tigerからそれぞれスペースを借り受ける。3社のアジア〜北米西岸航路の各サービスの寄港ローテーションは以下の通り(サービス呼称はMaersk/MSC/ZIMの順)。
▪TP8/Orient/ZP8:新港/青島/上海/釜山/横浜〜Prince Rupert/Long Beach/Oakland〜新港
▪TP9/Maple/ZP9:高雄/厦門/塩田/寧波/上海/釜山〜Vancouver/Seattle〜横浜/釜山/高雄