シンガポール船社PILは2月1日、IBMのブロックチェーン(分散型台帳、BC)のオープン・プラットフォームによる電子B/Lを活用し、ミカンを中国からシンガポールへ輸送するトライアルを実施したと発表した。
ミカンは中国旧正月の縁起物とされていて、今回10万8000個・3000ケースの計28トンが輸送された。
PILによると、電子B/L利用により、通常5〜7日間かかっていた中国からシンガポールへのB/L転送プロセスが、わずか数秒に大幅に短縮された。
また、ターミナルでの電気料金や保管費用の削減、リアルタイム追跡による書類の改ざん防止、安全性の向上などのメリットが得られるとしている。