Hapag-Lloydは2月5日、1万5000TEU積みコンテナ船Sajir(写真)をLNG燃料船に改造すると発表した。同社では、就航済みの大型コンテナ船の主機をLNG燃料推進に転換するのは、世界初としている。
Hapagは中国の滬東中華造船集団と契約を結んでおり、上海の上海華潤大東船務で工事を実施する。同船はHapagとコンテナ船事業を統合した中東船社のUASCが、LNG燃料船への転換可能な仕様で建造した17隻の大型コンテナ船のうちの1隻。
改装でLNG燃料と低硫黄燃料油の双方に対応できるデュアル燃料エンジンを搭載する。
LNG燃料はCO2排出量を15〜30%、二酸化硫黄と粒子状物質を90%以上削減できるとされている。またHapagはこのほか、1万3000TEU型コンテナ船10隻に、スクラバーを搭載すると発表している。
