三井倉庫は2月8日、シンガポール現地法人のMITSUI-SOKO(Singapore)Pte., Ltd.が、同国のハラル認証機関であるシンガポールイスラーム評議会(The Majlis Ugama Islam Singapura=MUIS)から倉庫保管に関するハラル認証を取得したと発表した。
現在、シンガポールではムスリム向け食品・製品を取り扱う企業が増加傾向にあり、製造から消費まで一貫したハラル対応の構築が求められている。ムスリム向け製品の原料や物流過程においてもハラル認証が必要となるなど、ハラル物流へのニーズが増えているという。
三井倉庫では、そうした需要に応えるため、同社が運営している倉庫の一部をハラル専用保管スペースとして区別することで、ノンハラル品との混入・混在が起きないように倉庫ロケーションを整備するとともに、認証機関指定の講習を修了した従業員によって顧客向けにハラル商品の保管サービスの提供を開始したもの。同社では将来的にハラル製品専用保管スペースの拡張も視野に入れている。