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川崎汽船のLNG船が直江津に初入港
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川崎汽船のLNG船が直江津に初入港

 川崎汽船は、同社LNG船Oceanic Breezeが「イクシスLNGプロジェクト」で生産されたLNGを積載して、2月12日に直江津LNG基地へ初入港した(写真)と2月13日に発表した。

 イクシスLNGプロジェクトは、国際石油開発帝石株式会社(INPEX)とプロジェクト・パートナーが豪州で主導する大型LNG(液化天然ガス)プロジェクトであり、生産される年間約890万トンのLNGのうち、約7割が日本に供給される。

 Oceanic Breezeは、川崎汽船とINPEX子会社のインペックス・シッピング株式会社(以下IS社)との共同出資会社Oceanic Breeze LNG Transport S.A.社(出資比率:川崎汽船70%/IS社30%)が保有するLNG船。同船は、イクシスLNGプロジェクトから生産されるLNGのうち、INPEXの引き取り分90万トンを輸送するための船となっている。

 川崎汽船は、同プロジェクトからのLNG初出荷(2018年10月)をLNG船Pacific Breezeで、LPGについても、ことし1月にLPG船Grace Riverで輸送(同月既報)してきている。

 イクシスLNGプロジェクトではLNG、LPGのほか、コンデンセート(ピーク時日量約10万バレル)も生産・出荷される計画となっており、川崎汽船では今後、同社シンガポール法人のアフラマックス・タンカーによるコンデンセートの輸送も予定している。

Last Updated : 2019/02/15