欧州委員会(EC)は2月7日、CMA CGMによる、CEVA Logisticsの買収を承認したと発表した。
ECの声明では、貨物運送業者および近海・遠洋コンテナ輸送市場への影響が限定的であるため、競争上の懸念は生じないと結論付けている。
CMAは昨18年4月、CEVAのスイス証券取引所でのIPO(新規株式公開)を利用して、CEVAの株式約25%を取得。同10月にはCMA が追加出資を行い、CEVA株の保有率を33%に引き上げた。翌11月には、1株当たり30スイスフランでのTOB(公開買付)を実施して、保有率を拡大することを公表していた。
ただ、CEVAはことし1月、CMAのTOB提案を、株主に推奨しないと発表している。改訂した2023年までの経営計画に基づき、同社株は1株当たり40スイスフランの価値を持つことを根拠としている。