APLは2月18日、フランス TRAXENS社が開発した、コンテナの遠隔追跡を可能とするモニタリング機器を導入すると発表した。
位置情報/扉の開閉や移動時の加速度/コンテナ内外の温度や湿度などについて、24時間・365日のリアルタイムな可視化と、イレギュラー発生時の通知を可能とするもの。これにより、輸送品質・在庫の管理や梱包の最適化、CO2排出量の把握などの付加価値を提供する。
TRAXENSは2012年設立のベンチャー企業で、APLの親会社CMA CGMが最初に出資、現在は同社のほか、MSCも出資している。
APLは同システムの利用サービスとして、“Advanced Data”と“Supply Chain Diagnostic”の2プランを設定している。基本となるAdvanced Dataでは、コンテナ位置/ステータス情報へのオンライン・アクセスが可能。また、上位サービスのSupply Chain Diagnosticでは基本サービスに加えて、輸送全体の可視化データ分析を提供することにより、より広範なサプライチェーンの最適化、リスク低減を実現するとしている。