セイノーホールディングス(以下、セイノー)と新開トランスポートシステムズ(以下、STS)は3月1日、業務提携契約を締結したと発表した。
STSの特殊輸送のノウハウと、セイノーが持つ全国的なネットワークを結び付けることで、サービスの差別化を図る。
両社は以下のような取り組みを通じて、業務提携を進める方針。
・STSは基本的な物流サービスのほか、特殊な場所での搬出入/保守パーツ物流/キッティング/通信工事/包装設計/製造請負/廃棄物回収などを一貫して請け負うサービスを提供しており、これらをセイノーのネットワークを活用して全国展開する。
・セイノーは自社の輸送および倉庫の全国ネットに、STSの特殊輸送のノウハウを組み合わせ、さらにITによる情報の連携により、顧客に最適なサプライチェーンマネジメント(SCM)を提案する。
・両社で協力して次の新しい分野の物流に取り組む。(1)スマホ向け第5世代移動通信システム(5G)に使用する基地局等の電子機器、(2)電気自動車(EV)/ハイブリッド車向けバッテリー/モーター/コントローラーなどの自動車部品、(3)内視鏡/MRI/外科手術機器などの先進医療機器、(4)データセンター向けのサーバー等の電子機器。