石油大手のBPは3月11日、2020年1月からスタートする船舶のSOx(硫黄酸化物)排出の規制強化に対応する、硫黄分0.5%のVLSFO(very low sulphur fuel oil)をすでに生産しており、実施した船上試験の結果を踏まえて、アジアはSingapore、欧州ではAmsterdam/Rotterdam/Antwerpの計4港で販売すると発表した。
BPはVLSFOとともに、MGO(marine gas oil)とスクラバーを装備した船舶用のHSFO (high sulphur fuel oil、高硫黄燃油)の3種類について、それぞれ販売拠点を明らかにしている。
VLSFOは当初の4港のほか、中国・香港、豪州のGladstone、Brisbane、Fremantle、ニュージーランド、Salalah、Cape Town・Durban・Richards Bay、Seattle、Balboa、Cristobal で販売する。
最終的に3種類すべての燃料を販売するのは4港のほか、中国・香港、Brisbane、Fremantle、ニュージーランド、Cape Town・Durban・Richards Bayとなる。また、中東FujairahではHSFOとMGOを販売する。