CMA CGMは3月12日、Rotterdam港/IKEA Transport/GoodShipping Programらと協力して、船舶用のバイオ燃料を使用したテスト運航を実施すると発表した。3月19日、CMAが運航するコンテナ船を対象にバイオ燃料補給を開始する。
使用されるバイオ燃料は、オランダに拠点を置く低炭素海洋燃料サプライヤーGoodFuelsが開発したもので、森林残留物と廃油製品を原料とし、CO2排出量を80〜90%削減する。エンジンに技術的な変更や運用上の変更を行うことなく利用ができる。
船舶用のバイオ燃料は、2020年1月から始まる船舶の硫黄酸化物(SOx)排出規制強化の条件を満たすために、スクラバーと低硫黄燃料の両方に代わるものを求めている船主および運営者の燃料要件に適合するとしている。