MaerskグループのSoren Skou・CEO(写真)が来日し、3月20日に都内の日本支社で会見した。
同社は現在、海上輸送だけでなく通関やロジスティクス事業など、幅広い物流サービスを提供できる体制整備に取り組んでいる。今後は「これまでの海上輸送を中心としたサービスから、シームレスなドアツードア・サービスを提供していきたい」と強調した。
Maerskは17年末のHamburg Suedの買収によって、基幹航路でのシェアが20%超に達し、海上輸送分野でのシェア拡大は難しいとしている。
一方で、ことし1月にグループの物流企業DAMCOのフォワーディングを除く事業を統合し、これまでの海上輸送主体から総合物流の提供へ事業を拡張している。
今後のマーケット戦略としては、陸上部分に成長ポテンシャルがあることを挙げ、トラック輸送や通関、SCMなどを拡充していき、顧客へのワンストップ・サービスを提供し、総合物流企業として次の段階の成長を目指していく。
一般的なフォワーダーとの違いについて、「われわれはコンテナ船という輸送手段がある。他社と比較して競争力のあるサービスや価格が提供できるのが強み」と述べた。
また、現行の船型以上の超大型コンテナ船を建造する可能性について否定、「荷主が求めるのは多頻度、低運賃、高速トランジットタイム(T/T)であり、今以上に大型化すると寄港頻度やT/Tに問題が生じる」とし、大型化によって競争力が損なわれるため、現行の2万TEU型が船型拡大の限界であるとの認識を示した。