CMA CGMは3月25日、中国国有企業の中国船舶工業集団公司(CSSC)と戦略的提携を結び、1万5000TEU型10隻を発注したと発表した。
CMAの発注は、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の欧州歴訪に合わせて、Emmanuel Macron大統領との間で締結した商談の一部。
新造1万5000TEU型は全長366m。発注した10隻のうち5隻はLNG燃料推進エンジンを搭載し、残りの5隻はスクラバー(排ガス洗浄装置)を搭載する。2021年から順次デリバリーが開始され、CMAではアジア〜地中海航路に投入する計画としている。
さらにCMAとCSSCは、効率的で環境に優しい船舶の開発に向けて協業することも発表している。
CMAは2017年11月、2020年からデリバリーが開始される予定の2万2000TEU型コンテナ船9隻について、LNG燃料を使用したエンジンを搭載することを発表。LNG燃料推進システムの搭載は大型コンテナ船としてCMAが初となる。