伊藤忠ロジスティクスおよび米国現法のITOCHU LOGISTICS(USA)CORP.(伊藤忠ロジUSA)は、(株)NTTドコモおよび同社の米国現法NTT DOCOMO USA,Inc.(ドコモUSA)と共同で、IoT向け通信規格「LTE-M」を活用して、傭車(自社保有でない運搬車両)の運行状況を可視化するソリューションの実証実験を、 2019年5月1日に米国で開始する。
実証実験には、伊藤忠ロジUSAの配送ネットワークと、ドコモがグローバル回線・ オペレーション・コンサルティングをワンストップで提供する“Globiot”を活用する。
傭車に設置したIoT端末から、低消費電力通信が可能な規格「LTE-M」により、位置情報や急ブレーキの頻度などの運行状況を自動収集し、専用のポータルサイトで、収集した位置情報や急ブレーキの頻度を表示しリアルタイムで閲覧できるようにするほか、傭車が配送先に近づくと配送先の顧客と伊藤忠ロジにメールで通知するなどのシステムを検証する。
伊藤忠ロジでは上記の各情報に加えて、温度/湿度/明度などの情報取得も可能となるため、運送するもののニーズに合わせた傭車選択が可能になるとしている。