関光汽船は5月中旬から、東京受け下関経由の中国・韓国向けの混載(LCL)サービスを開始する。
JR貨物グループの日本フレートライナーが東京貨物ターミナルで運営するインランドコンテナデポ(ICD)を貨物搬入先CFSに利用して下関駅へ輸送後、下関港へ転送して関光汽船の関連会社の日韓間や日中間のフェリー/RoRo船に接続する、複合一貫輸送サービスを提供する。
韓国向けは関釜フェリーを利用した週3便(東京発:火/木/金)、中国は太倉向けが蘇州下関フェリーによる週2便(同:火/金)、青島と大連向けは日韓と韓中のフェリーを韓国ランドブリッジで結ぶルートで、青島向けが週3便(同:火/木/金)、大連向けが週1便(同:木)に設定されている。
太倉向けについては混載のほか、海上コンテナより小型な12'鉄道コンテナによる一貫輸送サービスも提供する。輸送のリードタイムは韓国向けが3日間、中国向けは4日間となる。
電子部品や工作機械の部材などの品目を主なターゲットに、関光汽船では関東および以北の荷主に、韓国・中国向けの高速一貫輸送をリーズナブルな運賃で提供するとしている。