A.P. Moller-Maerskは5月12日、横浜港南本牧コンテナターミナルで、アジア〜欧州航路AE1 の横浜寄港再開を記念する式典(写真)を開催した。
同社による横浜寄港再開は3年ぶり、横浜港としても直航の欧州コンテナ航路が、3年ぶりに復活したことになる。
AE1はMSCとの2Mサービスとして、北米西岸〜日本・アジア〜北欧州間で、1.3〜2万TEU型船によるペンデュラム運航が行われている。当日はMaersk Eureka(1.3万TEU積み)が南本牧CTで、北米発の輸入コンテナを揚げ、欧州向けを積んだ。
式典には横浜市の林文子市長、横浜港運協会の藤木幸夫会長、国土交通省の下司弘之港湾局長、自民党の伊藤忠彦衆議院議員、Freddy Svane駐日デンマーク大使、三菱倉庫の藤倉正夫社長らが来賓として出席し、航路再開を祝福した。
主催者としてあいさつしたMaerskの西山徹・北東アジア地区最高経営責任者は、「今回の再開では横浜のみならず、日本市場に対する定航船社としての責任を感じている。今から95年前の1924年にMaerskが日本に初寄港したのも横浜だった。三菱倉庫や藤木企業をはじめ、横浜市や多くの関係者の方々の力添えに感謝している」と述べた。
また、林市長は、「横浜開港160周年のことし、Maerskが横浜に戻ってきてくれた。この南本牧CTは2001年に本邦初の水深16mの岸壁として供用を開始して以来、Maerskに利用いただいている。隣接して水深18mのMC-4も建設中で、本年度末には一部の供用開始を予定している。横浜港はさらに使いやすい港を目指していく」とあいさつした。