アルプス物流は5月24日に開催した取締役会で、中国子会社の泰達アルプス物流(上海)有限公司が、兆普電子(上海)有限公司の株式を100%取得し、同社グループ子会社とすることを決議した。取得価格は8300万人民元(13億3300万円)。
兆普電子は台湾系SIMPLO(新普)グループのSMP Holdings Int'l Inc.の100%出資により2001年に設立された電子部品の製造・販売会社。
現在は生産活動を停止しているが、上海の松江総合保税地域に建物を所有しており、天津泰達アルプス物流がその建物を賃借している。
今回、泰達アルプス物流が兆普電子を100%子会社化して建物を取得することで、アルプス物流グループとして上海地域における物流サービスの基盤強化と事業の効率化を図る。