ロシア船社FESCO(日本総代理店:トランスロシアエージェンシージャパン、TRAJ)とロシア鉄道は5月23日、シベリア鉄道(TSR)を活用した横浜発・欧州向けの複合一貫輸送サービスの試験輸送を実施し、同日に横浜港本牧ふ頭D-5ターミナルで記念式典を開催した。
今回のトライアルは、日本からVladivostokでTSRに積み替え、ベラルーシのBrestを経由して最終仕向地のポーランドWroclawに6月中旬に到着予定。
FESCOによると、日本から欧州向けの輸送ではオールウォーターの場合45日かかる行程が、今回のVladivostokをゲートウエーとしたTSR利用のサービスでは半分以下に短縮されるとしている。
式典後の会見でIsurin社長は、「TSRの利用により、日本から欧州向けの輸送日数が大幅に短縮される。今後、日本とロシア相互の協力によって、さらにサービスを拡大していく」とアピールした。
写真は本牧D-5でのテープカットで、FESCOのAlexander Isurin社長(右から2人目)と小林茂雄TRAJ社長(右端)および式典に招待された関係者。
