A.P. Moller-Maersk A/Sは5月24日、グループの2019年第1四半期(1〜3月期)業績を発表した。
売上高はロジスティクスやターミナル部門の増収などにより95億4000万ドル(前年同期比2.5%増)となったものの、最終損益は6億5600万ドルの赤字となった。前18年同期は石油・ガス事業のMaersk Oilの売却によって26億7000万ドルの黒字だった。
また、MaerskやH.Suedを含む海運部門(Ocean)の業績は、売上高が69億2900万ドル(同1.7%増)、EBITDA(金利+減価償却費+税引前営業利益)は9億2700万ドル(同42.1%増)と大幅に増加。
コンテナ輸送量は315万FEU(同2.2%減)となったが、FEU当たりの平均運賃収入が1903ドル(同3.9%増)と改善した。運航コストはトータルで2.8%低下、燃油価格が昨年の382ドル/トンから417ドルに上昇したものの、船舶運航の効率化により燃料コストが4.4%削減された。