日立製作所のASEAN地域統括会社Hitachi Asia (Thailand)Co., Ltd.と、日立物流のタイ子会社Hitachi Transport System Vantec(Thailand), Ltd.(以下、日立物流タイ)は、6月にタイで輸送車両シェアリングサービスの提供を開始する。
荷主からの輸送依頼に対応して、複数の輸配送事業者の中から最適な車両を手配し、コスト低減や納期短縮を支援する。
このシェアリングサービスでは、稼働中のトラックやコンテナ車両の運行状況/空き車両などの情報を統合的に管理するとともに、日立のAIを活用したLumadaソリューション“Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス”と、日立物流の運行管理システムを連携させることで、最適な配車を行う。
両社は今年1〜3月にかけて、ユニ・チャームの輸出入コンテナの輸送業務にシェアリングサービスを適用して効果検証を行ってきた。6月からは荷主企業および輸配送業者向けのオープンなサービスとして提供開始するとともに順次、コンテナ輸送からトラック輸送にサービス範囲を拡大する。