Maerskは6月5日、ロシアSt.Petersburgに建設する冷蔵・冷凍倉庫の起工式(写真)を開催した。
新倉庫は面積2万3700m2、倉庫容量5万トン、3万パレットの保管が可能で、冷凍(-25℃)、冷蔵(2℃および8℃)、バナナの取り扱いに適した13℃の3温度帯に対応する。また、トラックドック35基を備え、1日最大200台が取り扱えるほか、トラックや鉄道を利用したロシア国内への内陸輸送などにも対応する。
2018年はロシアへの果物の輸入が増加し、バナナが1%増、柑橘系の果物が7.4%増、リンゴが13.5%増となり、生鮮食品の需要が高まっている。
Maerskでは「消費量の増加に伴い、輸送だけでなく農産物の保管にも特殊なロジスティクスが必要となる。新倉庫により、生鮮食品は最終消費者に届くまでの間、長期間新鮮に保たれる」としている。
