A.P. Moller-Maerskは6月5日、ロシア運輸省とMaerskとIBMが共同で開発したブロックチェーン(分散型台帳、BC)技術を活用するオープン・プラットフォーム“TradeLens”の使用について覚書(MoU)を締結した。St.Petersburg港でTradeLensの試験運用を開始する。
TradeLensは、IBMのBC技術を基盤に、貿易関係者が各々にプライバシー、機密性を損なうことなく、貿易手続きに関わる情報を共有できるというもの。従来、サプライチェーン業界で一般的に使用されているEDIと比較して、広範かつ柔軟で、リアルタイムな情報共有が可能になるとされる。
船社ではMaersk/Hamburg Sued/PIL/ZIMなどが参加しているが、5月にはCMAとMSCが新たに加わっている。