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サンスターライン:創立20周年を記念し大阪市内でパーティー開催
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サンスターライン:創立20周年を記念し大阪市内でパーティー開催

 日韓RoRoフェリー航路を運航している韓国Panstarグループの日本法人・サンスターラインは8月8日、同社創立20周年を記念して、大阪市内のホテルでパーティーを開催した。

 冒頭あいさつで、Panstarの金 泫謙会長(写真左上)は大要、以下の通り語った。

▪サンスターラインは1999年に、韓国系海運キャリアによる初の日本現地法人として設立、東京・銀座と大阪・本町の2ヵ所を拠点に、5名の職員で小さなフォワーダーとしてスタートした。現在は大阪本社以下、東京支店、名古屋・下関・北陸事務所の5拠点を約80名で運営するまでになった。

▪海上輸送では、日韓間クルーズと日韓中間の定期・高速貨物サービスを提供してきている。貨物については、フェリーの高速・定時性を生かして、迅速さと丁寧さが要求される半導体装置や農産物、食品の輸送ニーズにこたえ、“海上運送は遅い”という固定観念を覆すことができたと自負している。日本寄港地も現在は6港体制に拡大した。

▪昨今、日本政府による韓国企業への輸出規制措置が取られている。その余波はどのくらいに及ぶか、まだ想像できない状況だが、善隣を重視してきた今までの日韓の歴史と同様、和平が続いていくことを願いたい。

 金会長のあいさつに続き、来賓である韓国総領事館/大阪市港湾局/KOMATSU/上組から祝辞が、大阪市港湾局/阪神国際港湾/大阪港振興協会から記念品が、それぞれ贈られた。その後、韓国・白頭学院建国中・高校の伝統芸術部による同国伝統芸能“サムルノリ”の公演を挟み、金会長はじめ関係者による鏡開き、乾杯のあいさつが行われ、参加者は活発に歓談した。

 閉会にあたり、サンスターの野瀬和宏社長(写真右上)が顧客への謝辞とあいさつの言葉を述べた。発言要旨は下記の通り。

▪昨今、AIやデジタル化の進歩など、社会・経済の環境が大きく変化しているが、時代のニーズを先読みし、顧客ひいては社会のためになるように努力し続けていく。特に、日韓中、そしてアジア地域との国際交易・交流に貢献できるよう取り組む。

▪大阪では2025年に、2回目となる万博が開催予定であり、統合型リゾートの夢洲への整備計画も聞く。このビッグ・プロジェクトを念頭に、今後の5年間の事業展開を図っていきたい。

Last Updated : 2019/08/16