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アジア船主協会の第29回年次総会;コロナ下での船員交代を各国に要請
アジア船主協会(ASA)の第29回年次総会が、当初予定の豪州Darwin開催を変更し、5月28日にオンラインで行われた。主な採択事項は次の通り。
□新型コロナ下の船員交代: 新型コロナ感染拡大の防止を目的とする各国政府の出入国・移動制限により、現在15万人以上の船員が契約上の乗船期間経過後も、帰宅不可能な状況に置かれている。船員交代の拠点国に、IMOのプロトコルに則した新たな枠組みでの船員交代の早期実行を強く要請する。
□持続可能な海運業の実現:新型コロナのパンデミックからの回復とともに、現実的かつ実行可能な脱炭素海上輸送の実現に向け努力を継続し、持続可能な未来に向けてASAメンバーは一丸となる。
□香港(シップリサイクル)条約:インドによる香港条約批准を強く歓迎する。条約の早期発効に向け、中国とバングラデシュに加入を働きかける。
□国際運河の通航料:本20年2月に導入されたパナマ運河の新料金に関しては、わずか1ヵ月前の予告で、かつ利用者との事前協議なしに導入されたことに失望する。運河当局が新料金の再考・修正を求める利用者の声に耳を傾けることを求めたい。
□西アフリカの海賊問題:西アフリカのギニア湾沖で海賊による襲撃が頻発している。甚大な人的被害に加え保険料高騰と乗船保安要員の追加によ り、西アの多くの港への配船コストは増大している。当該地域のIMO加盟国に海賊の脅威を抑制するために必要な措置を講じることを要請する。
また、第30代のASA会長に日本船主協会会長の内藤忠顕氏を、副会長に韓国船主協会会長のTae Soon Chung氏を選任して閉幕した。
Last Updated : 2020/06/05
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