10月23日 の配信一覧Japan Press TOP
JAFA/BIAC:成田施設見学会を開催


JAFA/BIAC:成田施設見学会を開催

 航空貨物運送協会(JAFA)と国際航空貨物航空会社委員会(BIAC)は10月22日、今回で第12回となる「成田空港貨物地区施設見学会」を共催。荷主16名と専門学校の学生4名の計20名が参加した。

 この見学会は、荷主が輸出入の航空貨物の流れや空港の保安体制等について、実際に現場を訪れ、理解を深めることを目的として毎年実施されているもの。当日は、あいにくの雨だったが、貨物を濡らさないように、細心の注意が払われる貨物取り扱いの現場を見学する絶好の機会となった。

 午前中は、成田空港内の第5貨物ビルの日本航空(JAL)輸出上屋で職員の説明を受けながら、輸出貨物の流れを視察した。その後、Malaysia Airlines Cargo(MASKargo)の貨物機(A330-200F)のアッパーデッキ内と、輸入上屋の見学を行った。

 午後はセミナー形式で、JAFA/BIACによる「国際航空保安の概要」、「国際航空貨物(輸出)の流れ」と「航空貨物の梱包の現状について」のプレゼンテーションが行われ、参加者は新KS/RA制度、定温輸送、危険品輸送、梱包や積載などについて、さかんに担当者に質問していた。最後に阪急阪神エクスプレスの成田カーゴターミナルに移動し、施設内を見学して研修を終了した。

 この見学会では施設の移動ごとに、ひとりひとりに入念なセキュリティーチェックが行われ、参加者は空港貨物施設内のセキュリティーレベルの厳格さを体感した。


Last Update : 2014/10/23