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JAFA/BIAC:東京で新年賀詞交歓会を開催

JAFA/BIAC:東京で新年賀詞交歓会を開催

 一般社団法人・航空貨物運送協会(JAFA)と国際航空貨物航空会社委員会(BIAC)は1月8日、都内のホテルでことし第18回となる新年賀詞交歓会を共催し、JAFA会員64社162名とBIAC会員27社111名の計273名が出席した。

 倉本博光・JAFA副会長(郵船ロジスティクス社長=写真左)は開会の挨拶で、「昨年、日本経済は消費税増税で沈滞ムードが漂ったが、日本の航空貨物は、米西岸やアジア諸国の海港混雑の影響もあり、海上からのシフトで大きな回復が見られた。ことしは欧州経済の停滞、中国・東南アジアの景気減速などで楽観視できない状況だが、米国の景気上昇、ASEANの貿易自由化というポジティブな要素もある。

 物流は成長産業と考えており、国際航空輸送はことしも間違いなく伸びる。日本経済もアベノミクス第三の矢である成長戦略が大きく放たれ、(中期的に)2020年の東京オリンピックに向けて景気が回復することを期待したい」と話した。

 また、JAFAの取り組みとして「昨年11月に国交省航空局から航空保安教育訓練機関としての認定を受け、教育制度の充実を図っている。ことしも航空貨物業界おける、安全の確保、人材の育成、物流の効率化を事業の3本柱として、業界に貢献していく」と語った。

 続いて乾杯の発声は、BIACの岡田晃会長(ANA Cargo社長=写真中央)が務め、「業界の景気が回復したため、今回は鏡開きの樽も3つ(昨年は1樽)に増やすことができた。昨年は羽田の国際化推進という大きな出来事があり、羽田の航空貨物量は従来の2倍に増えた。ことしも成田と羽田という首都圏の2大空港で、どんどん貨物が増えることを願っている。干支にちなんで、昨年は馬(うま)くいく1年に、と話したが、ことしは羊を使った『翔』や『祥』の字が意味するような、めでたく良い1年になってほしい」とした。

 閉会のあいさつでは、JAFA石崎哲副会長(近鉄エクスプレス社長=写真右)が、「ことしは業界にとっていろいろな意味で正念場となる年になる。各社協力しながら業界を発展させていこう」と盛会を締めくくった。

Last Update : 2015/01/09