航空貨物コンサルティング会社インターモダル(株)は3月10日、オランダの国家認定危険品貨物取扱会社Cargo Compliance Company(=Cargo CC、本社:Amsterdam)と共同で「欧州危険物セミナー」を開催した。セミナーにはフォワーダー、航空会社などから約40名が出席した。
同社は昨年4月ににCargo CCと業務提携を結び、日本地区事務所としてマーケティング活動を行っている。昨年5月に第1回の危険物セミナーを開催しており、今回は2回目。
開会のあいさつで園山玲子代表(=写真左)は、「日本のフォワーダーや荷主は危険物の取り扱いを深く理解しており、輸出貨物が発地空港を離れるところまでは、コンプライアンスに準ずる取り扱いが順守されている。一方、欧州到着後は基本的に現地側の責任のため、日本側荷主・フォワーダーの当事者意識が希薄になることがある。今後は荷主責任の強化など日本での体制整備も大きな課題であり、現状の問題を共有し、輸送の最終的な完結までの責任体制を確実なものとする提案につながれば」とこのセミナーの趣旨を説明した。
続いて、ゲスト・スピーカーとしてオランダ経済省・企業誘致局の駐日代表部・皆越尚子氏(=写真中央)がロジスティクス分野におけるオランダのビジネス投資環境を説明した。
セミナーでは、Cargo CCのMarco Jacobsen・Sales & Marketing Director(=写真右)が「欧州における危険物輸送におけるトラブル事例と解決策」、「Cargo CCの危険物輸送サポート/サービス」についてレクチャーした。欧州では、コンプライアンスや環境への配慮に対する意識が高く、危険物輸送に関する法令・罰則規定が厳しく、日々変化している。一方で、物流企業では、危険物輸送専門の担当者を各地に配置するコストも負担となる。Cargo CCでは現地側の危険物に該当する部分のみの取り扱い代行として、Amsterdam・Schiphol空港近郊で危険物に特化した倉庫施設を運営し、Schiphol空港や、Rotterdam港に到着した貨物を、危険物輸送のルールに応じて再梱包、また書類を作成するなどの業務を行い、危険物輸送に関して、荷主・フォワーダーのサポートを手がけていることを説明した。
セミナー後には、出席者から熱心な質問が続き、危険物取り扱いに対する参加者の意識の高さを伺わせた。
また、インターモダルは昨秋からCargo CCの業務について、(株)ロジ・レックス(福山友靖社長)と提携しており、今回のセミナーについてもロジ・レックスが協力した。
