化学品・液体品輸送大手の日陸（NRS Corporation）は10月1日、航空貨物を中心とした貨物利用運送事業を展開するライザエクスプレス（本社：東京都中央区、北川靖二社長、資本金：5000万円）の全株式を9月17日付けで取得して子会社化した、と発表した。2014年9月に株式20％を取得して、業務提携による運営一体化を進めていたが、残り80％も取得した完全買収により子会社したもの。

　グループ内に取り込むことで、ライザエクスプレス社の持つRA（特定航空貨物利用運送事業者）など、航空貨物事業に関するライセンスや成田空港・羽田空港における営業拠点、海外ネットワーク等のリソースを活用し、アジア地区における化学品のワンストップサービスを展開する。

　これにともないライザエクスプレス社は、2015年10月1日（木）付けで社名を「NRSライザエクスプレス株式会社」（英文名：NRS Raiza Express Corporation）と変更した。当面、経営体制に変更はなく、本社／羽田／成田／大阪などの各営業所も従来通り。今後はNRSライザエクスプレスと日陸・国際物流部門の営業体制を早急に一体化させ、国内物流から国際物流までの一貫したソリューション提供を目指していくとしている。

■NRSライザエクスプレス（株）
　本社：〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町4-5-1 日東本石町ビル8階
　代表：北川靖二・代表取締役社長
　拠点：羽田空港営業所、成田空港営業所、大阪営業所