Singapore Airlines(SIA)は10月16日、AirbusとA350-900の超長距離型A350-900ULR(Ultra Long Range)の契約を締結したと発表した。SIAが同機材のローンチカスタマーとなる。
SIAはA350-900を63機確定発注しているが、Airbusとの新契約ではそのうちの7機をA350-900ULRにアップグレードするほか、20機のオプション発注のうちの4機をA350-900の確定発注に変更する。これにより、SIAによるAirbusへのA350型機の確定発注は計67機、オプション16機となる。
A350-900ULRは航続距離が最大8700海里(約1万6110km)で、SIAには2018年にデリバリーされる予定。同機材受領により、SIAでは利用者から再開の要望があるSingapore〜Los Angeles間、Singapore〜New York間の世界最長のノンストップ便の運航が可能になるとしている。また、米国への新たな直行便就航地も検討中とのこと。