International Airlines Group (IAG)の貨物部門IAG Cargoは、London〜Delhi線においてB787-9による貨物サービスを開始したと10月27日発表した。
同路線はIAGグループのBritish Airways(BAW)により1日2便(BA142/143便、BA256/257便)で運航されているが、BA256/257便の運航機材が10月25日からB787-9に変更されたことに伴うもの。これにより、ベリーを利用するIAG CargoのBA256/257便の貨物キャパシティは毎日22トンとなる。
インドの医薬品市場は拡大を続けており、2016年の販売は270億ドルに達すると推測されている。IAGは現在、インド路線で毎週924トンのキャパシティを供給しているほか、同社の温度制御製品である“Constant Climate”を通じて温度変化に敏感な医薬品輸送について、質・量ともに充実した輸送サービスを提供しているところ。
IAGではDelhi、Hyderabad、Chennaiなどのインド路線すべてにおいて、燃料効率の良い次世代の787機によるサービスを提供するとしている。