Airbusが1月12日に発表した2015年の業績によると、昨15年は85社(うち10社は新規顧客)へ635機を引き渡し、目標を上回る過去最高の引き渡し機数を記録した。内訳は、A320が491機、A330が103機、A380が27機、A350XWBが14機。これにより、13年間連続で年間引き渡し機数が増加している。
受注機数では53社(うち8社が新規顧客)から、1036機(純受注)の受注を獲得した。内訳は単通路型機が897機、ワイドボディ機が139機で、15年12月末時点のエアバス機の受注残数は航空史上最大の6787機にのぼる。これはカタログ価格で9963億米ドルとなる。
AirbusのFabrice Bregier社長兼CEOは、「今回の業績結果から、我々の航空機に対する世界的な需要が引き続き上昇基調を続けていることが明らかになりました」と述べ、また、「2015年度、エアバスは機体の性能強化や新たな派生型の提供を実現し、将来に向けた確固たる土台を創りあげることができた」と付け加えた。