ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(以下YGL)は1月8日、日本で輸入通関を行う海外の通販事業者向けに、海外仕出人コードの代理申請を行うサービスを1月4日から本格的に開始したと発表した。
海外仕出人コードを取得することで、輸入商品の通関がスムーズになり、E-コマース利用の消費者への商品配達までの日数が、多くのケースで1日短縮されるとしている。
日本では2014年3月から、通関手続き改革により海外仕出人コードの代理申請が可能になった。しかし、小口通関の分野では、日本語での申請が必要なことや海外企業の認知不足から、この制度が十分に活用されていない。
そのため、AEO通関業者であるYGLは、海外仕出人コードの代理申請の無料サービスを試行してきた。その結果、コードを取得・使用することで、輸入通関時に書類審査が免除され、即時許可(簡易審査)となる確率が向上した。このため、代理申請サービスを本格的に実施することにしたもの。
YGLでは今後、B to Cにとどまらず、B to Bの分野にもコードの代理申請サービスを拡大していく。