ヤマトホールディングス(以下YHD)は3月25日、BSIグループジャパン(以下BSIジャパン)が、YHDからの依頼に基づき保冷宅配便サービスに関するPAS規格策定に係る契約を同社と締結し、取り組みを開始したと発表した。2017年早期のPAS策定完成を目指す。
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は1901年に設立された世界初の国家規格協会で、ISOの設立メンバーとして活動する規格策定のプロフェッショナル。
PAS策定を依頼したYHDは、1988年に世界初の保冷宅配便サービス“クール宅急便”を開発し、現在アジア5ヵ国・地域でも日本と同水準のサービスを提供している。
新興国の経済成長や通信販売の拡大などにより、保冷宅配便の需要が急速に高まっているが、必ずしも十分な品質のサービスが提供されていない。そのため、YHDでは日本の宅配便業界が長年培ってきたノウハウや運用に基づいた規格を策定し、サービスの利便性と業界全体の信頼性を向上させることで、さらなる市場拡大に貢献するとしている。
PAS(Publicly Available Specification)は“公開仕様書”のこと。PAS規格が国際的に広く活用された実績をもとに、BSIが国際規格とすることをISOに提案することで、PAS規格からISO化された規格がこれまでに多く存在する。