東レは6月21日、A380型機の一次構造部材向けに、高強度・中弾性率炭素繊維トレカ“T800S”を使用したプリプレグが認定され、Airbusのドイツ工場に向けて供給を開始したと発表した。プリプレグとは炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状のもの。
東レは、2010年5月にAirbusの親会社であるAirbusグループと航空機用炭素繊維プリプレグの供給に関する長期供給基本契約を締結しており、今回のトレカプリプレグ材料認定は、この基本契約に基づくもの。
東レは従来からAirbusの航空機向けに炭素繊維トレカを供給してきたが、東レのトレカプリプレグがAirbusに採用されるのは今回が初となる。
また、炭素繊維トレカは、A320neoに搭載されている米国Pratt & Whitney社製エンジン“PW1100G-JM”のファンケース向けにも採用が決定。さらに、2017年第4四半期に就航予定のA330neoの一次構造部材にも炭素繊維トレカの採用が決定しており、Airbus向けの供給が拡大している。