台湾籍航空会社のTransAsia Airways(台湾名:復興航空、TNA)は11月22日、台北市内で臨時取締役会を開催、その後の記者会見で同社の解散を発表した。
解散決定の要因には、2014年7月と2015年2月の墜落事故をきっかけに財務状況が悪化したことを挙げた。
経営状況の悪化を受けて同社は、投入機材の変更や、傘下の格安航空会社であるV Airの運航停止などで再建を図ってきた。しかし、2016年は第3四半期までの累計で22億台湾ドル(約77億円)の損失を計上、同社役員会は「現状の財務状況から厳しい判断をせざるを得なかった」としている。