キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は11月下旬から、NACCSの新仕様である第6次NACCSに対応した貿易EDIシステム“EDI-Master DEX for Trade”の新バージョンを発売開始する。
“EDI-Master DEX for Trade”は、税関手続き・通関手続きなど貿易に関わる業務の電子化、情報共有を実現する貿易EDIシステム。今回の新仕様は、2017年10月から運用が開始される予定の第6次NACCSの対応機能を搭載してバージョンアップしたもの。
第6次NACCSで利用拡大が見込まれる通信方式“SMTP双方向通信”に対応したほか、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のSSL/TLS暗号設定ガイドラインに基づくセキュリティレベル設定機能も追加し、情報セキュリティ機能を強化した。
同社では、荷主企業や通関業者、フォワーダーなどを対象に販売するとしており、価格は登録ユーザー数4件で440万円から。2020年までに累計50社への国内販売をめざす。