郵船ロジスティクスのベネルクス法人Yusen Logistics （Benelux）B.V.は11月30日、Amsterdam-Schiphol空港で航空フォワーダー初となる医薬品の輸送品質基準IATA-CEIVファーマ認証を取得した。

　CEIVファーマ認証（the Center of Excellence for Independent Validators in Pharmaceutical Logistics）は、国際航空運送協会（IATA）が策定した医薬品温度管理輸送の品質認証プログラムで、GDP（Good Distribution Practice）を包括的に網羅した内容となっており、医薬品貨物の航空輸送において高い輸送品質を保ったサプライチェーンを構築するためのガイドラインとされる。

　同現法は、Amsterdam・Schiphol空港会社を中心に認証取得を支援するプログラム“ファーマ・ゲートウェイ・アムステルダム（PGA）”を活用して、各部署でのオペレーション改善や必要な設備整備を進めた成果が評価されたもの。

　CEIVファーマ認証はAmsterdam空港のほかにドイツ、ベルギー、フランスなど欧州の主要空港を中心に航空会社や空港ハンドリング会社、外資系フォワーダーが取得しているが、日系物流企業の取得はこれが初めて。写真はAmsterdam支店の認証取得に携わったメンバー。