宇宙輸送機を手掛けるベンチャーのPDエアロスペース(本社:名古屋市、以下PDAS)、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、ANA Holdings(ANAHD)の3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙輸送の事業化に向けて、10月28日に資本提携した。
PDASに、H.I.S.が3000万円(持ち株比率10.3%)、ANAHDが2040万円(同7.0%)を投資して、2023年12月に宇宙旅行の事業化を目指す。
事業化に当たり、ANAHDが旅客機運航のノウハウを活用して、宇宙機のオペレーションをサポートし、H.I.S.が宇宙旅行/宇宙輸送サービスの販売を担当する。
PDASは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開している。現在は、ひとつのエンジンでジェット燃焼とロケット燃焼を切り替えられる次世代エンジンや、切り離して使い捨てる部分がなく、航空機のようにすべてを繰り返し使用する宇宙機「完全再使用型弾道宇宙往還機」を開発している。画像は有人宇宙機イメージ。
