日本通運は12月6日、現地法人の南アジア・オセアニア日通が非日系グローバル企業への市場調査と営業開発に特化する“グローバル・ロジスティクス・イノベーションセンター(以下GLIC)”をシンガポールに設立し、このほど営業を開始した、と発表した。
GLICは南アジア・オセアニア日通のオフィス内に設置され、日本からの出向者1名を含む6名で運営している。
シンガポールでは多くの企業がアジア・太平洋地域の統括会社を配置しており、また、地域統括会社の権限を強化している傾向もあることから、本社のみならず統括会社へアプローチの必要性が高まっているという。
日通ではGLICの設立により、非日系企業に対するビジネス機会の開拓、顧客ビジネスの分析、物流システムの研究・開発・提案を実行し、営業アプローチを強化していくとしている。
今後はシンガポール経済開発庁の協力も仰いで、非日系企業への営業を拡大していく方針だ。