関西エアポート(株)は12月8日、第1期会計年度(2015年12月〜2016年9月)の決算を発表した。
営業収益は891億円で、昨年度の新関西国際空港(株)の上半期の営業収益と比較すると実質2.9%の増加、経常利益は115億円で実質2.6%の増加としている。
同社はオリックスと仏VINCI Airportsを中核とするコンソーシアム。関西国際空港および大阪国際空港の運営を新関西国際空港(株)から引継いで、2016年4月1日から両空港の運営事業を開始している。
2016年3月末までの両空港の運営準備経費として19億円の当期純損失を計上したが、4月以降の両空港の運営が堅調に推移したことで93億円の当期純利益となり、第1期の当期純利益は差し引き75億円となった。
2016年4〜9月の両空港合計の発着回数は16万回(前年同期は15.4万回)、旅客数は2030万人(同1933万人)に増えており、インバウンド需要拡大が好決算の要因となった。