GE Aviationは12月8日、飛行データを分析し燃費効率を向上させるソリューション“Flight Analytics”を全日本空輸(ANA)に提供する契約を締結したと発表した。GEの同ソリューションを日本の航空会社が導入するのは初となる。
ANAは、国際線・国内線合わせて、1日1000便以上を運航しており、2015年度実績での年間燃料関連費はおよそ3000億円。ANAは同ソリューション導入により、燃料費の年間1%程度の削減効果が見込める。
飛行データを解析することで離着陸時や飛行中の燃料消費状況を正確に把握でき、パイロットに対して効率的な運航をサポートする。また、最適な燃料搭載量などをデータ化し、運用面の柔軟性を高めることが可能になるとしている。